2019.08.09 政策
3領域で25のムーンショット目標例が示された内閣府のビジョナリー会議
困難だが実現すれば大きなインパクトが期待される社会課題等を対象に、国が野心的な目標を設定し、その実現に向けて、様々な研究アイデアを国内外から募集するムーンショット型研究開発制度。内閣府のビジョナリー会議(座長=小林喜光・三菱ケミカルホールディングス会長)は、少子高齢化、地球環境、フロンティア開拓という3領域で25のムーンショット目標例を決定した。今後、実現可能性などを検討し、10程度に絞り込んだ上で、年末の総合科学技術・イノベーション会議で決定し、JSTとNEDOで具体的な研究課題を公募する。平井卓也科学技術担当相は「マインドセットを変えるため、基礎研究・創発的研究にも別途同規模の資金を用意する。またAMED、農研機構にも基金を造成してムーンショットを進める」と話している。
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