研究大学を支援するためには、財政投融資から10兆円を拠出して、米国の研究大学のような基金を作るべきだ。総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)基本計画専門調査会で、安宅和人慶應義塾大学環境情報学部教授(ヤフーチーフストラテジーオフィサー)が提案した。国際競争力低下という現状を打破するための、大胆な提案を政府が受け止めるのか、今後の展開が注目される。
安宅氏は、日本の現状について「最も残念な20年だった」と指摘。「日本のプレゼンス、大学ランキング、情報科学のプレゼンスも低下し、我々は新しい変化も生み出すことも乗ることもできなかった」として、現状を打破するための提案を行った。
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