2020.05.01 研究・成果
東京農工大学グローバルイノベーション研究院の小峰浩隆特任助教と小池伸介准教授、ジョンクック大学(オーストラリア)のリン・シュワルツコフ教授らの研究グループは、人工光が外来種であるオオヒキガエルの補食する量を劇的に増加させていることを明らかにしたと発表した。南米原産のオオヒキガエルを用いて環境要因が捕食量に与える影響を調べることでわかった。人工光が外来種の在来種への被害を増やす要因になっている可能性が明らかになった。外来種の管理手法や防除技術の開発につながる成果と期待される。
人工光の過剰な利用は光害として認識されているが、生態系への影響も懸念されている。また外来種の存在も、生態系への影響が世界的に問題となっている。一方で、これまでこの2つの問題は別々に議論されていた。
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