2021.02.05 研究・成果
琉球大学大学院医学研究科の松波雅俊助教と今村美菜子准教授、木村亮介准教授、石田肇教授、前田士郎教授、同大学医学部先端医学研究センターの小金渕佳江特命助教(現在は東京大学大学院理学系研究科助教)の研究グループは、沖縄県・宮古諸島住民の協力を得て1240人のゲノム解析を行い、宮古諸島出身者は宮古島北東部、宮古島南西部、池間島・伊良部島の3集団に分類されることを明らかにしたと発表した。沖縄本島とは祖先を共有するが異なる集団で、宮古諸島のような比較的狭い地域の住民が複数の集団に分類される例はまれだという。沖縄県民の個別化医療に貢献する成果と期待される。
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