2021.02.12 研究・成果
東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)メタゲノム室の清水律子室長と齋藤さかえ講師らの研究グループは、長期健康調査の詳細調査参加者から得られた1289人分の唾液と歯垢の微生物集団(マイクロバイオーム)を解析することで、マイクロバイオーム間のコミュニティの違いを明らかにしたと発表した。微生物の多様度が、歯周病の重症度と相関することもわかった。マイクロバイオーム解析の結果は情報分譲可能で、微生物の平均存在量等はヒト情報とセットのデータを「jMorp(日本人多層オミックス参照パネル)」で公開したという。広く研究に貢献するとともに日本人の健康増進につながる成果と期待される。
© 2024 THE SCIENCE NEWS