2021.07.02 研究・成果
上武大学ビジネス情報学部スポーツ健康マネジメント学科の関口浩文教授と竹内成生准教授らのグループは、昭和女子大学、城西大学、高知工科大学、静岡大学、東京大学と共同で、多種多様なスポーツ歴を持つ大学生を対象に、どのような経験が初めて実施する片手2ボールジャグリングの成績に関係するか調べることで、球技系スポーツの経験年数が長い人ほど成功数が多いことを明らかにした。早くうまくなるために必要な経験があらかじめわかっていれば、幼児期の子供の将来的な運動嫌いを減らすことができる可能性がある。
初めての運動種目でもすぐ上達する人は「センスが良い」、「運動神経が良い」などといわれるが、科学的な理由はわかっていない。先行研究ではなじみのない運動を観察した時よりも、なじみのある運動を観察した時に、脳はよく反応することが報告されており、多様な経験が新しい運動スキルの習得に有益だと考えられている。
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