2022.03.11 研究・成果
国立障害者リハビリテーションセンター研究所発達障害研究室の和田真室長と静岡大学情報学部の宮崎真教授らの研究グループは、自閉スペクトラム症の傾向が強い人たちの知覚では、事前の経験が活用されていないことを明らかにしたと2月22日発表した。健常者と自閉スペクトラム症者に触覚刺激を用いた実験を実施することでわかった。自閉スペクトラム症の定量的診断法の開発やメカニズム解明につながる成果と期待される。成果は国際科学誌「Journal of Autism and Developmental Disorders」に掲載された。
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