早稲田大学電子政府・自治体研究所（加藤篤史所長）は、「第17回早稲田大学世界デジタル政府ランキング２０２２」を公表した。ランキング総合順位のベスト10は、１位デンマーク（前年１位）、２位ニュージーランド（７位）、３位カナダ（５位）、４位シンガポール（２位）、５位米国（４位）、６位英国（３位）、７位韓国（８位）、８位エストニア（６位）、９位台湾（10位）、10位日本（９位）となった。デンマークは２年連続で１位を確保したが、他は順位が入れ替わった。同ランキングの創設者である小尾敏夫早大名誉教授は、同報告についてコメントし「世界の技術進歩は目覚ましく、デジタル政府も各国間で格差が広がりつつある。ＡＩ、５Ｇ、クラウド、ブロックチェーンなど、最先端技術を利活用できている国とできていない国とで、行財政改革や国民サービスの実行力に差が出ている」と警鐘を鳴らしている。