2023.02.03 研究・成果
大阪大学大学院医学系研究科の石井優教授と松井崇浩准教授、新谷康教授、同大学医学部附属病院の谷口聖治医員(現在は大阪はびきの医療センター診療主任)らの研究グループは、免疫細胞である肺胞マクロファージが肺がん環境でタンパク質「アクチビンA」を介して肺がんの増殖を促進していることを明らかにしたと発表した。肺がんモデルマウスで肺胞マクロファージを欠損させると肺がんは縮小。遺伝子発現を網羅的に調べることで肺胞マクロファージが産生する「アクチビンA」が肺がんを増殖させていることを確かめた。新たな肺がんの治療法開発につながる成果と期待される。
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