2023.02.03 研究・成果
ベビースキーマ効果によると、赤ちゃんや子供の幼い外見は、大人にかわいいという感情を抱かせ、養護欲求(お世話したい気持ち)を高めることで育児行動を促進する。しかし、ベビースキーマ効果が最も強いはずの3歳以下の乳幼児が、被虐待児として、どの文化や社会でも犠牲になっている。なぜ、「かわいい」はずの子供たちが、養護の対象外となるのか。京都大学教育学研究科の高松礼奈助教、楠見孝教授、大阪大学大学院人間科学研究科の入戸野宏教授は、子供の性格についての情報が、子供に対するかわいい評価、印象、養護欲求に影響することを明らかにした。
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