2023.02.24 研究・成果
今回植栽地で発生したホンセイヨウショウロ。右下のスケールバーは2㌢㍍(森林総合研究所提供)
森林総合研究所東北支所の山中高史支所長と同九州支所の中村慎崇研究員らの研究グループは、国産の白トリュフであるホンセイヨウショウロの人工的な発生に初めて成功したと2月9日発表した。茨城県と京都府、各1カ所の試験地に植栽した同菌体を共生させたコナラで子実体が発生。形態や遺伝情報に基づく解析により、これらが人工接種したホンセイヨウショウロの子実体であることを確認した。白トリュフの人工栽培実用化につながる成果と期待される。
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