2023.04.21 研究・成果
東北大学大学院理学研究科の本堂毅准教授は、感染症対策と経済活動を両立させる基本原理を解明したと発表した。理論物理学の方法論で費用便益分析と理論疫学を用いた解析を行うことで、感染初期から適切な強度の対策を継続的・計画的に行えば、生命維持と経済を両立して損害を共に抑制できることを示した。これまで政府が新型コロナウイルス感染症に対し進めてきた「基本的対処方針」とは対照的な結果となった。今後の感染症対策への導入が期待される。
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