2023.06.02 研究・成果
和歌山県立医科大学医学部の久保良美博士研究員と兵庫医科大学皮膚科学教室の金澤伸雄主任教授、獨協医科大学医学部小児科学の吉原重美主任教授と高槻赤十字病院皮膚科は共同で、日本人の学齢期の子供とその親を対象に石川県と栃木県で大規模疫学調査を行い、乳児期の唾液接触と学齢期のアレルギー発症リスク低下が有意に関連していることを明らかにしたと発表した。親から乳児への唾液接触が、学齢期のアトピー性皮膚炎およびアレルギー性鼻炎の発症リスク低下と有意に関連していた。アレルギーの発症リスク低減のメカニズム解明につながる成果と期待される。
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