2023.07.21 研究・成果
理研量子コンピュータ研究センターの阪口淳史特別研究員(右)と古澤明チームリーダー
理研量子コンピュータ研究センターの阪口淳史特別研究員、古澤明チームリーダー(東京大学大学院工学系研究科教授)らの国際共同研究グループは、光を使った量子コンピューターにおいて汎用的な量子計算を可能にする非線形計算に相当する、光電場の非線形測定を初めて実現した。阪口研究員は「光で非線形性を実証できたことで、汎用量子コンピューターへの道が開かれました。また今回のシステムはそのまま誤り訂正に使うことができます」と話す。また古澤チームリーダーは「今年度内には光の量子コンピューターの実機を作りたい」という。
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