2023.09.01 研究・成果
京都大学大学院農学研究科の安井康夫助教は理化学研究所、農研機構、千葉大学、京都府立大学、かずさDNA研究所、総合研究大学院大学、雲南農業大学、ケンブリッジ大学などと共同で、ソバゲノムの解読に成功すると共に栽培ソバの起源を解明したと発表した。自殖性ソバ品種を用いて染色体レベルでの高精度なゲノム配列を解読。ソバで全ゲノム重複が起きていることや、現在の栽培種がチベットの野生種集団と近縁であることなどがわかった。研究はゲノム編集に依存しない方法で行われ、他の孤児作物にも応用することでこれら育種の進展が期待される。
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