2023.12.01 その他
海外から治験を誘致するための取り組みについて提案した健康・医療戦略推進本部の医薬品開発協議会
日本から新たな医薬品を次々と生み出していくためには、国が主導する治験ワンストップ・サービスの体制を構築しなければならない。国立がん研究センター中央病院国際開発部門の中村健一部門長は、健康・医療戦略推進本部の医薬品開発協議会で提案した。
治験に必要なインフラ機能は3つに分けられる。一つは全ての治験実施施設に必要な臨床研究コーディネーターや事務局、倫理審査委員会など、ローカル・サイト機能。治験を主導する機関・企業に必要な、プロジェクトマネジメント、モニタリング、生物統計などのヘッドクォーター機能。そして、海外主導の国際共同治験を国内で円滑に実施するために治験を誘致したり、海外との交渉・契約、国内施設の調整を行ったりする、コーディネーティング・センター機能だ。
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