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2024.06.21 研究・成果

ビタミンD投与で小型魚の寿命延伸 阪大微研が発見

石谷太教授

 

大阪大学微生物病研究所の石谷太教授、阿部耕太助教らの研究チームは、同大学院医学系研究科や九州大学生体防御医学研究所、群馬大学生体調節研究所との共同研究によって、小型魚類「ターコイズキリフィッシュ(以下、キリフィッシュ)」では、生殖機能を失わせると、オスは寿命が伸び、メスは寿命が縮むことを発見し、生殖細胞が活性化ビタミンD産生に影響を与えることで寿命の短縮や延伸につながっていることを明らかにした。
動物の寿命や老化のスピードはどのように決まるのかは、生物学の究極の謎の一つだ。長年信じられてきた、生殖と寿命のトレードオフ仮説では、動物の生殖能力と長寿は両立できず、子供を多く産む動物ほど短命で、子供が少ない動物ほど長命であるという。観察研究により、この仮説は正しいものと考えられてきたが、実験的な検証やメカニズムの理解は不十分なままだった。

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