2024.10.11 研究・成果
東京海洋大学学術研究院海洋生物資源学部門の吉崎悟朗教授らの研究グループは、わずか8カ月でサバ科の小型種であるスマの種間雑種にクロマグロの機能的な精子を生産させることに成功したと発表した。種間雑種を代理親魚にすることで幼魚時の生存率を高め、成熟までの期間を短縮した。通常クロマグロは成熟まで3~4年を要する。生産した精子と種間雑種の卵が受精し、胚発生することを確かめた。クロマグロ類の養殖生産の効率化につながる成果と期待される。
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