東北大学大学院情報科学研究科の田所諭教授と昆陽雅司准教授、多田隈建二郎准教授、同工学研究科の安部祐一助教、八戸工業高等専門学校の圓山重直校長、国際レスキューシステム研究機構などの研究グループは、水を噴射する反力で空中に浮上し、建物内に突入して火元を直接消火できるロボット消火ホース「ドラゴンファイヤーファイター」のプロトタイプ開発に世界で初めて成功した。遠隔操作で火元に直接放水できるため消火活動のリスクを低減し、最小の水量で迅速な消火が可能と期待される。現在ホースは3㍍だが、今後20㍍程度を目標に長尺化し、3年以内の実用性確認を目指すという。研究は内閣府総合科学・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジの一環として行われた。
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