創薬シーズなどの源泉である基礎生命科学・臨床医学のトップ10%論文に占める日本のシェアは低下しており、医学系研究における国際競争力低下が危惧されている。こうした状況を打破するため、文部科学省は、医学系研究支援プログラムを立ち上げ、日本医療研究開発機構(AMED)を通じて公募を開始した。大学病院・医学部を置く大学の中から、医学系研究者の研究時間の確保、基礎生命科学や他分野を含む多様な研究チーム形成、国研や産業界、海外等との頭脳循環の推進等に取り組む大学を支援する。3年間で7~13億円程度を基金から支出する。
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