2025.05.02 政策
フュージョンエネルギー・イノベーション戦略の改定案について検討した核融合戦略有識者会議
フュージョンエネルギー・イノベーション戦略の改定案が明らかになった。新たな取り組みとして、社会実装に向けた様々な課題について検討を行う内閣府タスクフォースの設置、世界に先駆けた発電実証の達成に向けた工程表の作成、工学設計や実規模技術開発などの原型炉の研究開発、ITER機構の日本人職員数増加や調達への積極的な参画、QST等のイノベーション拠点化を推進していくことが提案されている。今後、具体的な実施時期などの詳細を加えたうえで、統合イノベーション戦略推進会議で正式決定する。城内実科学技術政策担当大臣は「拠点化や原型炉開発に向けしっかり予算を確保するとともに、私自身先頭に立って多国間外交を進め、国際連携も進めていきたい」と話す。
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