2025.07.25 その他
教育、研究、診療と多岐にわたる機能を持っている大学病院だが、経営破綻しかねない危機的な状況にある。今後の医学教育の在り方検討会(座長=永井良三・自治医科大学学長)は、医学部・大学病院における教育研究環境を確保し、大学病院の経営改善を図っていくための参考とすべき内容を、第三次取りまとめとして公表した。それぞれの課題と対応策を示しているが、経営改革などにも限界があるため、根本的な解決のためには安定的・継続的な財政支援が必要になる。運営費交付金や診療報酬などに反映できるかどうかが大きなポイントになるだろう。
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