2025.08.01 研究・成果
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の本池総太特命助教と池谷真教授、稲田与志子氏(テクニカルスタッフ)、戸口田淳也特定拠点教授、広島大学病院口腔検査センターの加治屋幹人教授の研究グループは、ヒトiPS細胞から発生過程を再現することで顎骨オルガノイドの作製に成功したと発表した。同オルガノイドをマウスに移植することで血管が新生し成熟した骨組織が形成されることを確認。希少疾患である骨形成不全症患者由来iPS細胞で病態が再現されることも確かめた。顎骨に異常を生じる疾患の治療法開発につながると期待される。
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