2025.10.31 研究・成果

ウナギは、水中だけでなく、陸上でも積極的に獲物を捕食することが明らかになった。東京大学大気海洋研究所の脇谷量子郎特任准教授と、国立環境研究所福島地域協働研究拠点の境優主任研究員らによる研究グループが、ウナギ属魚類であるオオウナギ(Anguilla marmorata)を用いた室内実験で世界で初めて明らかにした。さらに自然河川でも胃の内容物から、陸上生物の捕食を示唆する結果が得られた。魚類の摂餌行動の多様性や、水陸両生的な適応進化の理解に大きく貢献する成果だ。
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