2018.10.26 研究・成果
NTTは、高速動作に適したDAC(Digital to Analog Converter)アーキテクチャ技術と、波形高品質化技術を用いて、イーサネットなどで採用が始まっているPAM4(4値パルス振幅変調)符号により、256Gbps(毎秒256ギガビット)の信号生成に成功した。データセンタなどで使われる光伝送の容量を、現行の10倍にする技術として注目される。データセンタなどで使われるイーサネットなどの短距離光伝送では、省電力化や経済性への要求から、光部品の構成が簡単な強度変調方式が用いられている。 特に近年は、データセンタ容量増大要求に応えるため、強度変調の一種であるPAM4符号の採用が始まっており、送信情報をアナログ的に多値電圧に変換する必要性が生じているが、256Gbpsの高速・高品質な多値電圧波形の生成はこれまで困難であった。
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