阪大大学院基礎工学研究科の山本俊教授、生田力三助教の研究グループと、NTT研究所の東浩司主任研究員(特別研究員)の研究グループは、地球規模の量子NW(ネットワーク)を光デバイスだけで実現する全光量子中継方式を用いて、量子メモリを物質系で実現した従来の量子中継とは異なる、全光による量子中継の原理検証実験に世界で初めて成功した。阪大の井元信之名誉教授、富山大の玉木潔教授、トロント大のホイ・クウォンロウ教授らが実験に協力した。成果は、1月28日(日本時間)の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ(オンライン)に掲載された。
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