2019.06.28 研究・成果
北海道大学大学院生命科学院の脇田大輝さん(大学院生)と広島大学大学院理学院の早瀬友美乃研究員、北海道大学電子科学研究所の青沼仁志准教授の研究グループは、ヒトデに似た棘皮動物「オオクモヒトデ(Ophiarachna incrassata)」が体を風船のようにしぼんだり膨らませたりする運動の同期パターンが5本腕と6本腕で異なることを発見。この運動が、神経回路によらない水流の働きによる協調運動で成り立つことを数理モデルで証明することに成功したと発表した。複雑なコントロールなしに協調的なリズムを生み出す設計論として、ロボット工学等への利用が期待される。
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