2019.07.05 研究・成果
立正大学地球環境科学部の平田英隆助教は、九州大学理学研究院の川村隆一教授、海洋研究開発機構アプリケーションラボの野中正見主任研究員、名古屋大学宇宙地球環境研究所の坪木和久教授らとの共同研究で、2018年に北米に大災害をもたらした「スーパー爆弾低気圧」の発達要因を世界で初めて解明した。2018年1月4日にアメリカの東方海上で発生した「スーパー爆弾低気圧」は、従来の低気圧発達理論では説明できないほどの急発達を遂げた低気圧で、アメリカ東岸に接近し、暴風や大雪などにより死者20人超、約11億ドルの経済的損失が生じ、大きな被害をもたらした。
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