2019.08.09 研究・成果
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の宮本直和准教授
順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の宮本直和准教授らの研究グループは、アスリートの「筋肉の硬さ」と「競技パフォーマンス」との関係について調査することで、短距離走では「硬く伸び縮みしにくい筋肉」、長距離走では「柔らかく伸び縮みしやすい筋肉」を持つ選手の方がパフォーマンスが高いことを明らかにしたと発表した。局所的かつ非侵襲に筋肉の硬さを測定することができる超音波剪断波エラストグラフィを用いた測定でわかった。競技特性と筋肉の質には適した組み合わせがあり、アスリートにはそれに応じたトレーニングが必要なことが明らかになった。適切なトレーニング法確立につながる成果と期待される。
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