凹凸ブロック上を走行する円形断面型クローラー搭載の移動型ロボット
NEDOロボット・AI部の渡邊恒文プロジェクトマネージャーと東北大学大学院情報科学研究科タフ・サイバーフィジカルAI研究センターの多田隈健二郎准教授らの研究グループは、全方向(360度)への連続移動が可能な円形断面型クローラーの開発に世界で初めて成功したと8月26日発表し、東北大学東京分室(東京都千代田区丸の内)で同クローラーを搭載した車両のデモンストレーションを行った。同クローラーは、全方向移動用のスクリュー式作動回転機構を新たに考案することで実現。柔らかい絨毯や点字ブロックの段差など、一般の車輪では走りにくい環境でも、クローラーの向きを変えることなくスムーズに移動することができる。
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