2019.09.27 その他
優秀な学生の多くが博士号を目指さない、海外機関でのポスドクになろうとしない、高額機器を戦略的に整備できない。理化学研究所生命医科学研究センターの岡田峰陽チームリーダーは、これらが日本の生命科学研究環境における3つの課題だと指摘する。総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の有識者会合で、課題とともに処方箋を紹介した。ただし、改革のためには日本の大学院システムまで含めて見直す必要があり、CSTIが今年中にまとめる研究力強化・若手研究者支援総合パッケージ(仮称)にどこまで盛り込まれるのか注目が集まる。
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