2019.12.20 研究・成果
東北大学大学院生命科学研究科の佐藤大気さん(大学院生)と永井友朗助教(現在は福島県立医科大学助教)、大橋一正教授、河田雅圭教授の研究グループは、神経伝達物質の輸送に関わる「VMAT1」遺伝子が人類の進化過程で経た機能変化を解析することで、人類は不安や鬱を感じやすい方向に進化した可能性があることを明らかにした。VMAT1タンパク質を人工的に再現し、神経伝達物質の取り込みを可視化することでわかった。人間の精神的個性や精神・神経疾患の生物学的意義の解明につながる成果と期待される。
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