2020.01.10 研究・成果
IoT社会を実現するためには、様々なセンサーを数多く設置する必要があるが、電源をどのように確保するのかが課題となっている。名古屋大学未来材料・システム研究所のアジ・アドハ・スクマ研究員と大野雄高教授、九州大学グローバルイノベーションセンターの吾郷浩樹教授らの研究グループは、一滴の水滴から5ボルト以上の発電をする技術を開発した。プラスチックフィルム上に成膜された原子レベルで薄い二硫化モリブデンから構成されており、表面を水滴が滑り落ちる時に発電する。工場排水のモニタリングのための自己給電型水質センサーなどのIoTデバイスへの応用が期待される。
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