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2020.05.15 研究・成果

小柄で短脚のチャボ 2つの遺伝子に特徴

名古屋大学大学院生命農学研究科附属鳥類バイオサイエンス研究センターの鈴木孝幸准教授、松田洋一教授らと放射線医学総合研究所の小池学上席研究員らの共同研究グループは、日本の天然記念物であるニワトリ品種「矮鶏(チャボ)」特有の形態を生み出す遺伝子を発見したと発表した。チャボと正常なニワトリおよびこれら2種類の交配種のゲノム配列を比較することで、骨の成長に関わる遺伝子「IHH」とDNA修復に関わる遺伝子「NHEJ1」が壊れていることがわかった。2遺伝子の異常は人でも様々な疾患に関わり、これら疾患の治療薬開発に貢献する成果と期待される
チャボは小柄で短脚の特徴をもち、古くから愛玩用の鳥として飼育されてきた。またチャボ同士をかけあわせると、4分の1は手足の長い個体、4分の2は手足の短い個体が孵化し、4分の1は孵化しないことが知られている。これら法則とチャボ特有の形態との関連が指摘されてきたが詳細は不明だった。

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