2020.08.21 国際
自然科学系の論文数で、中国が米国を抜き1位になった。科学技術・学術政策研究所が毎年公表している科学技術指標の2020年版で報告した。米国科学財団(NSF)が18年に公表した「Science & Engineering Indicators 2018」でも科学・工学分野の論文数で中国が1位になったと報告されていたが、その時は中国のローカル雑誌なども含まれていた。今回はより雑誌が精選されているデータベースによる3年平均での結果であるため、中国の台頭が明確に示された。日本の順位は昨年同様だったが、10年単位で見ると徐々にランクを落としており、新しい国際競争の中でどのように生き残るかが問われている。
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