2020.12.04 政策
日本の最先端分野への参画がさらに低下していることが明らかになった。科学技術・学術政策研究所は、サイエンスマップ2018(13~18年の論文データに基づく分析)を公表した。注目を集める研究領域数は、16年前の初回調査の598領域から902領域まで増加している中、日本の参画領域数は、2年前の前回調査と比べ、299から274領域に減少、参画領域割合で見ても33%から30%にまで低下した。運営費交付金などの基盤的経費や安定ポストの減少で挑戦的な研究ができなくなったことが、こうした原因と考えられるが、さらにファンディングのあり方にも課題が見えてきた。
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