2021.01.01 研究・成果
中部大学応用生物学部の大場裕一教授、長浜バイオ大学バイオサイエンス学部の白井剛教授、鹿児島大学大学院理工学研究科の加藤太一郎助教らの研究グループは、計算科学と分子生物学的手法を駆使し、世界で初めて白亜紀のホタルの発光の再現に成功した。
ホタルの発光は、ホタルルシフェラーゼという発光酵素によるホタルルシフェリンという化学物質の酸化反応である。ルシフェラーゼによるホタルの発光色の進化については、様々な仮説が立てられてきたが、これを化石情報から証明することは不可能であった。しかし、バイオインフォマティクスの発展により、現存する遺伝子配列から過去(祖先型)の配列を予測し再現することが可能になった。
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