カーボン・ニュートラル達成に向けた大学等の貢献に係る学長等サミット。全国120の大学長らが参加し、萩生田文部科学相(中央)、小泉環境相(左)、江島経済産業副大臣(右)らと意見を交わした。
2050年の二酸化炭素排出量実質ゼロの達成に向けて、新たな知の創出や地域と一体となった普及に向けた取り組みなど、大学はその中心的役割を担うことが期待されている。そうした中、大学間の連携を強化するための「カーボン・ニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」を夏に立ち上げることを目指して、全国120の大学長等が参加したサミットが開催された。各大学が取り組み状況などを紹介するとともに、ステートメントが採択された。
政府は2050年のカーボン・ニュートラルを目標に掲げているが、その達成は簡単なものではない。高効率で安定的な自然エネルギーによる発電システムや安定性と効率化を実現する蓄電システム、エネルギー・ネットワークを最適化するシステムなどの研究開発だけでなく、それらを社会に実装していくための仕組みづくりなど、課題は多岐にわたる。
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