2021.04.16 政策
2016年4月から2021年3月末まで実施された第5期科学技術基本計画の5年間で、基礎研究に関する状況は大きく悪化した。科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、第5期基本計画期間中、毎年同じ有識者に実感を聞く定点調査を実施しており、今回、最終年度にあたる2020年版を公表した。大学や公的研究機関における環境整備で改善が見られる一方、基礎研究の状況はより厳しくなり、基盤的経費や研究時間、研究支援人材についても厳しい状況が続いていることが明らかになった。
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