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2021.05.21 研究・成果

「慢性腎臓病が心疾患の原因に」九大グループが仕組み解明 新規治療薬開発期待

オンライン説明会に臨む(左から)九州大学大学院薬学研究院の松永直哉教授、大戸茂弘教授、吉田優哉特任助教

 

日本の成人人口の約13%、1330万人が慢性腎臓病(CKD)の患者だと推定され、その中で透析患者は約34万人にもなる。透析患者の3割以上が心疾患で死亡するが、リスク要因は不明だ。九州大学大学院薬学研究院の大戸茂弘教授、吉田優哉特任助教らの研究グループは、松永直哉教授、小柳悟教授らと共同で、CKD時に生じる心臓の炎症・線維化がビタミンAと単球内の概日時計変容を介して悪化する仕組みを明らかにした。大戸教授は「これまで注目されてこなかった単球の時計遺伝子の高発現が心疾患につながることがわかった。この遺伝子を創薬ターゲットとするスクリーニングも行っており、適用拡大と新規治療薬開発につなげたい」と話す。

 

 

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