日本工学アカデミー(小林喜光会長)は5月19日、博士後期課程大学院生への支援強化を求める緊急提言を井上信治科学技術政策担当大臣に提出した。授業料の廃止、生活費相当額の支給を求めるとともに、キャリアパスを明確化するために産業界と大学との連携などに取り組む。井上大臣は「小林会長から受け取った提言の中身は政府の考え方と一致する。しっかり受け止め、実行に移していきたい。とりわけ、大学ファンドの活用、キャリアパス確保が重要と考えている。アカデミアや産業界と協力しながらしっかり取り組んでいきたい」と話した。
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