2021.07.02 研究・成果
量子科学技術研究開発機構量子生命・医学部門量子医科学研究所脳機能イメージング研究部門の南本敬史グループリーダーと小山佳研究員、京都大学霊長類研究所は共同で、ヒトをはじめとする霊長類で最もよく発達した脳領域である前頭前野が関わる「作業記憶」と「意思決定」が別々の神経経路で処理されていることを明らかにしたと発表した。サルの神経細胞にスイッチとして働く人工受容体を導入し、可視化と操作による実験でわかった。霊長類の高次脳機能の解明や精神・神経疾患の病態理解に貢献する成果と期待される。
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