2021.07.16 政策
健康・医療戦略推進本部のグローバルヘルス戦略推進協議会初会合
日本がグローバルヘルスにおいてリーダーシップを発揮するためには、どのような取り組みが必要なのか。健康・医療戦略推進本部のグローバルヘルス戦略推進協議会(議長=和泉洋人総理大臣補佐官)は7月9日、初会合を開催し、グローバルヘルス戦略の検討を開始した。有識者によるタスクフォースを設置することを決定。9月には骨格を策定し、12月には中間まとめ、来年6月までに戦略を策定する。
日本はこれまで、人間の安全保障の概念として、すべての国民が適切な医療サービスを支払い可能な費用で受けられるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を、様々な国際的な会議等の場で提唱してきた。井上信治・健康・医療戦略担当大臣は「新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、日本がこれまで提唱してきたUHCの達成の重要性を改めて世界が認識することとなった。協議会では、新型コロナ対策はもとより、ポストコロナに向けて、わが国がグローバルヘルスにおいて一層のリーダーシップを発揮できるような骨太のご議論をいただきたい」と挨拶した。
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