今回の新型コロナウイルスワクチンでは世界の後塵を拝したが、次の感染症の際には迅速にワクチン開発を行うため、世界トップレベルの研究開発拠点を形成する。文部科学省は来年度概算要求に65・5億円を盛り込み、フラッグシップ拠点に年間20億円、シナジー効果を期待できる拠点に年間10億円程度を10年間投資し、基礎研究から出口を見据えた関連研究を強化・推進する。フラッグシップ拠点には、別予算で新たな施設も整備する。公募は来年4月以降の予定だが、補正予算で前倒しした場合、年明け早々の可能性もある。
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