国際卓越研究大学だけでなく、地域の大学等を活性化することで日本全体の研究力向上を図るため、地域中核・特色ある研究大学総合振興パッケージが取りまとめられたものの、具体的なモデル事例に載っている様々な施策を、ヒト、モノ、カネが不十分な小さな大学だけで実施することは難しい。そこで、福島県立医科大学、群馬大学、順天堂大学、滋賀医科大学、国立循環器病研究センター、医薬基盤・健康・栄養研究所、神戸薬科大学、徳島大学、熊本大学の７大学２研究所の学長・理事長は、アカデミア共創推進機構（仮称）を設立することで合意した。今後、具体的な制度設計や会員の募集などを進めるが、新たな機構では、各機関のハブとなって、人材育成、研究基盤の共用、産学連携の受け皿として地域から日本の研究力強化を目指す。