2022.07.15 その他
慶應義塾大学理工学部化学科の畑中美穂准教授
化学×AIを実現するためには、産業界も利用できるようなデータベースの構築や、学部レベルからの教育カリキュラムの見直しなどが必要だ。慶應義塾大学理工学部化学科の畑中美穂准教授が、総合科学技術・イノベーション会議の有識者議員懇談会で提案した。多くのCSTI議員は好意的に受け止めており、こうした先端研究を推進するための政策に反映されることになる。
畑中准教授は、実験化学から始まり、理論化学・計算化学、シミュレーション、さらに化学へのAIや量子コンピューターの活用などに取り組み、例えば、エネルギーシフト法の開発や機械学習の活用によって複雑な光機能性材料の設計コストを大幅に削減したほか、化学反応や触媒反応の理論研究でも成果を挙げており、国際的にも高く評価されている。
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