科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、引用数の多いトップ10%論文数(分数カウント)で韓国に抜かれ、日本は世界第12位にまで順位が低下したと発表した。博士号取得者数が長期的に低下していることや、研究現場における研究基盤(資金・時間・機器装置)の劣化が原因とみられる。こうした中、日本学術会議は内閣府の審議依頼に答えるかたちで回答「研究力強化-特に大学等における研究環境改善の視点から」を公表。菱田公一副会長(慶應義塾大学名誉教授)は「長期的に取り組んでいかないといけない。今回は若手の問題を中心に取り上げたが、引き続き、提言やアクションプランを期をまたいでまとめていきたい」と話している。
© 2025 THE SCIENCE NEWS