2022.08.26 研究・成果
日本では、人口の約25%が肥満、約0・05%が病的肥満患者と言われ、リモートワークの普及によって、さらに増加していくことが懸念されている。肥満は、糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞等の原因となり、減量以外に根本的な治療法がないため、根本的な肥満解消を目指す、新たな治療法の開発が望まれている。
九州大学大学院医学研究院臨床検査医学の藤井雅一非常勤講師、病院検査部の瀬戸山大樹助教、康東天名誉教授らの研究チームは、脂肪を燃焼して熱を産生する褐色脂肪細胞を活性化させるメカニズムの研究に取り組み、活性化を促進する因子を褐色脂肪細胞自体で分泌し利用することで、持続的に脂肪燃焼を可能とする新たな仕組みを解明した。iScienceに掲載された。
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