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2022.08.26 研究・成果

カカオ成分で寿命延長 ショウジョウバエで確認 東京工科大など

東京工科大学応用生物学部の今井伸二郎教授、山梨学院短期大学食物栄養科の萱嶋泰成教授、明治などの研究グループは、カカオ種子に含まれる成分「脂肪酸トリプタミド」が、生命維持に重要な酵素であるサーチュインを特異的に活性化することを発見した。
日本の平均寿命は年々伸び超高齢社会が進む一方、寝たきりや認知症患者の増加など必ずしも健康寿命が延伸していないのが実態である。健康寿命の延伸こそが喫緊の課題となっており、高齢者の健康維持・疾病予防等を実現する技術の開発が期待されている。特に、サーチュインという酵素は、細胞の維持や増殖に関与するアセチル化タンパク質のアセチル基を取り除く働きをしており、この酵素を活性化することで、寿命の延長や肥満抑制につながるとされている。

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