2022.09.16 その他
東京大学理学系研究科の一杉太郎教授
AIロボットが条件を最適化しながら繰り返し実験を行うことで、人間では考えられなかった新たな物質を発見したり、そこから出てくるデータから研究者が新たな学理を見いだす。2020年以降、世界中でラボのDX化が進み、こうした研究室が急速に増えてきている。東京大学理学系研究科の一杉太郎教授は総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の有識者会合で「ラボのシステム化、理化学機器における標準化、データ解析プラットフォームが、研究競争力・産業競争力を決める。思い切って投資しなければ、他国が先行し、日本は周回遅れになる。固体材料については、今なら主導権を握ることができる」と訴えた。
© 2024 THE SCIENCE NEWS